大好きな自然 お花 にゃんこ そして私の日常
棗の木
2008年06月28日 (土) | 編集 |
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我が家には、実のなる木が沢山ありますが、
その中でも、一本だけとても大切にしている木。
それが、棗(なつめ)の木。
植物図鑑には、こんな風に紹介してあります。

・黒梅擬(くろうめもどき)科。
・中国原産。
・秋に赤い楕円形の「なつめ」の実がなる。
食用になるほか、お菓子や薬用にもなる。
・材は車軸や印材になる。
・「夏芽」とも書く。
初夏になって芽を出すことによる。
「棗」の字は漢名から。

熟れて。赤くなった実は、りんごの味に似ています。
なにより、なつめの木のかわいい葉っぱと、
風情が好きなんですね。


私の両親は、二人ともこの町で生まれたのではなく、
父の仕事の関係で、この町にきて、
結局ここに家を建て、
今ではすっかり、この町の住人となりました。

私は小さい頃、母の実家で過ごすことも多く、
他の誰よりも、孫の私を祖父は可愛がってくれました。
とにかく、誰も、自分の子供でさえも、
そんなに抱いたりしたことのない、
そんな祖父だったらしいのですが、
私の記憶の中では、祖父に抱かれて、遠くの町明かりをみたり、
いつもの所定の場所で、ちょっと立て膝で焼酎をのんでいる、
その片方の膝にちょこんと座っている、私がいるのです。


祖父母の家は、結構広い庭があって、
鶏が飼ってあったり、
大きな藤棚があったり。
そこにあったのですね。
棗の木。

大きくて、形のよい棗の木には、毎年沢山の実がついて、
綺麗だった・・・・

その木の子供を、母がもらいうけて、
実家の庭に植えていたのですが、
そこからまた、芽を出した棗を、我が家の庭に植えたのです。

今は、祖父母も亡くなり、
道路拡張にともなって、建て替えられた庭には、
もう、棗の木はありません。

実家にあった、棗の木も数年前の台風で折れて枯れてしまいました。
だから、今我が家にあるこの木だけが、
祖父母の家のあの、棗の木の子孫なんですね。


ところが、一昨年の夏、
お盆休み前の大掃除で、パパさんの指示を聞き間違えた従業員が、
大きく育って、小さな実をつけていたこの木を、
根元からばっさりと切ってしまっていたのです。

ショックで落ち込んでいた私に、
実家の父が言いました。
大丈夫、また来年ちゃんと芽を吹くよ。

そうだね。
でも、もう元の大きな木にはならないんだよ。

私の落ち込んだこころに、
友達がくれた言葉が光になりました。

『形あるものは仕方ないさ、
物に想いをこめるのはもちろん悪いことじゃないけど、
もっとも大切なのは自分の心の中にあるものさ。
だからもう諦めなよ』


翌年、父が言ったように、根元から切られた棗は、
その根元から、元気に枝を伸ばし始め、
実が落ちた場所からは、数本の新しい命が産まれてきました。
その新しい命を父は鉢植えにして育ててくれて、
もし、その木が枯れても、ここにあるから大丈夫って、そう言ってくれました。


大きな木は、なくなってしまったけれど、
今年もまた、棗は細いながらも枝をぐんぐんのばし、
今、綺麗な小さな花を咲かせています。

これからも大切に育てて、いつまでも、
そのやさしい風情を、見ていたいと思っています。


こちらも、今日は棗。




今日のお天気は、雨のちくもり。


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コメント
この記事へのコメント
はづきちゃん家族の大切な思い出の木・・・
はづきちゃんの心がちゃんと伝わっているんだね。。
こんなに可愛い花を咲かせて・・
まだまだ細くても
「大丈夫だよ!ちゃんと生きてガンバッテルヨ」って言っているみたいだね。。(*vωv)
2008/06/29(日) 09:56:18 | URL | むちゃーちゃ #-[ 編集]
なつめ、なったら、ねこと問天さんにご馳走してね!小さい頃に食べたことあるんです。おいしかったなぁ〜。はづきさんちって、植物園ができるほど、植物があるんですね。woodruffさんとこみたいですね。
2008/06/29(日) 10:55:21 | URL | やまねこ #-[ 編集]
>tokiちゃんへ
棗の木って、あんまりみかけない木でしょう?
だから、余計に大事にしなきゃって思ったりするのよね。
こうして、ちゃんと枝を伸ばしてくれると、
命の息吹きに勇気をもらうって感じるわよね。
2008/06/29(日) 18:22:20 | URL | はづき #-[ 編集]
>やまねこさんへ
食べたことがあるんですね〜〜
なかなか見かけない木なので、
食べたことがあるって人にも、なかなか会ったことがないのですよ。
細い枝なので、どれだけの実がつくかわからないけど、
まっててくださいね。
植物園ができるってのは、おおげさかな(笑)
2008/06/29(日) 18:24:24 | URL | はづき #-[ 編集]
こんばんは^^
↓の記事、トマト&キュウリの収穫、おめでとうございます!!

棗の実・・乾燥したものしかしらないのですが・・大好きなんです!
煎じてお茶にして飲んだり、韓国風の煮鶏(サムゲタン)を作る時に一緒に煮ます。
でも、棗の木は初めてみました。
はづきさんのお庭にある棗の木には、はづきさんのおじいさん・おばあさんから繋がる、家族の物語がこめられているんですね。
はづきさんの棗の木が、これからも命をつむいでいきますように・・・。

このところ、災害や痛ましい事件が多くおきているなかで、私の心も暗い雲のように命に対する「危機感」で一杯になってしまいがちでしたが、はづきさんの棗の木のお話をきいて、少しこころが安心しました。
いいお話をありがとうございます。
2008/06/29(日) 21:07:02 | URL | kayahime #-[ 編集]
この記事読んで、なんかとてもあたたかな気持ちになりました。
はづきさんの想い、友達の言葉、お父様の言葉と行為。
どれもがあたたかで、思いやり溢れていて、ジーンときました。
思春期の娘に、ぜひこの記事を読ませてあげたいと思います!!!
2008/06/30(月) 09:04:22 | URL | okei #qlHloeZo[ 編集]
>kayahimeさんへ
収穫へのお祝いありがとうございます。
美味しかったですよ〜〜♪

実は、乾燥したナツメは見たことはあるのですが、
食べたことがないという(笑)
そっかぁ、そうやって料理にも使うのですね。
これからも、大切に育てていきたいと思っています。
私の話が、すこしでもkayahimeさんのこころを安心させたのなら、
それは私にとっても嬉しいことですよ^^
2008/06/30(月) 20:31:20 | URL | はづき #-[ 編集]
>okeiさんへ
なんだか照れるけれど、
娘さんのこころに、何かが残ってくれたら、
私も嬉しく思います。
感謝と思いやりの気持ちをいつも忘れないように。って、
そのことを私の娘にも言ってきたので^^
2008/06/30(月) 20:33:32 | URL | はづき #-[ 編集]
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